キャバクラのボーイになる

さて、大学三年になる頃に僕はキャバクラのボーイをやることにする。

大学に友達は全然いなくて、
出会い系サイトで女と遊ぶだけのおたく学生に自分がなっていることに気づいた僕は、
見た目はマシになったにしろ、自分がおたくに戻っている気がした。

このままではいけないんじゃないかという不安にかられ、
選んだのが夜の世界だった。

なんていうか、自分のことをマジメだと思ってる人や、根暗だと思っている人に、
「えぇ!?そういう人だったの!?」という印象を与えたかった。

で、正直にいえば友達が欲しかった。
大学の部活はかなりレベルが高いから入るのはきつい。
入ってもそうとうな実力者が多い。だから部活で仲間を作るのは不可能。
サークルは自分と合わなくて行かなくなった。今更この学年からサークルには入れない。
だとしたら大学のゼミなどで友達を作るしかない。
その時におたくには思われたくない。
そして大学生活一度くらいは同じ学校に彼女が欲しい、
出会い系以外で知り合ったちゃんとした彼女が!!

そんな思いが胸にあり、
自分って実はあかぬけた人なんだよという印象を与えるために
キャバクラのボーイとなる。

夜にスーツを着て仕事をする自分が、少し自分でかっこよく思えて、
仕事と割り切れてスカウトで街の女の子に声をかけたりしていて、
自分が変われた気がした。

まぁでも結論を言えば、ゼミでもうまく友達は作れなかったし、
結局モテないままだったんだが、
キャバクラの仕事はみんなバイトが年上で、先輩たちに仲良くしてもらえて、
仲の良いバイト仲間というのができた。

また、店で客に強い酒を飲まされたりして、
また、仕事あとにバイトの人と飲みに行ったりして、
お酒にも強くなった。