いじめにあった

さてさて、そんなマンガが大好きでゲームが大好きな小学生であった僕だが、
小学五年か六年の頃にいじめにあった。

最近の小学生や中学生もいじめを苦に自殺などのニュースをよく聞くが、
まぁ最近のいじめのほうが僕のいじめられた経験よりもたちが悪いのかもしれないが、
いつもいじめにあうのはおそらく弱気な少年少女なんだろう。

僕がいじめられたきっかけはまずは席替えだった。僕のクラスは二カ月に一度くらい席替えをするが、
席は担任がすべて決めるという今考えると意味不明なものだった。まだくじ引きなどのほうがよかった。

ある日の席替えで僕の席の周りには友達がまったくいなく、
まわりはよく喧嘩ばかりしている暴れん坊で嫌われ者の男子、あとは頭は良いらしいが嫌みな女子二人組で、
給食のときは机をくっつけて班を作り四人で食べるのだが、その時よりいじめは始まった。

まずは顔が細長くて「にんじん」みたいだと見た目から意味不明なことを言われ、その班のときだけ、
あだ名が「にんじん」になった。そして給食の片付けの時間のときになぜか食べ終わった皿を、
班の全員分、僕が片づけさせられた。

まわりは牛乳のパック片付け係とかお皿係とか、机を元に戻す係とか、
班のメンバーで分担してやるのだが、なぜかうちの班は片付けをすべて僕におしつけていた。

あとは体育の前に体育着を隠されたりとか、トイレ掃除のときに水をかけられたりとか、
散々な目にあった。主にいじめてくるのはその喧嘩ばかりしてる同級生の男で、
それを見て同じ班の女二人は笑って僕のことを見ていた。

担任の教師も後半は絶対気づいていたはずだ。
でも見て見ぬふりをされていた。この時より、僕は学校の教師というのが大嫌いになった。
教師なんてしょせんはそんなものである。

教師的には喧嘩ばかりしている男子をクラスで影の薄い僕と席をくっつけておけば、
何か問題が起きることはないとおもったんだろう。最悪である。

あの時は本当に毎日学校に行くのが嫌だった。
朝学校に行くと自分の机の上に変なものが置いてあるなんてこともあったな。

でも、泣いたりはしなかった。親にも言えなかった。
ただ、次の席替えの時期を待った。

次の席替えでそいつらと席が離れたら関わりはなくなりいじめはなくなった。
あれが続いていたら自殺か登校拒否とかリアルに考えたかもしれない。
30歳を過ぎた今でもそいつらの名前は覚えている。人の恨みはなかなか消えないものだ。

だから、いじめを苦に自殺した学生のニュースを聞くとなんとなく気持ちはわかる。
社会人になれば自分の居場所はある程度自分で選べるし、逃げることもできる。
しかし、幼少期の学生は学校以外の居場所はなく、強制的に行かされるんだ。
自立する力もないし、学校に行かないと親に心配される。

そんな辛い時期も経験した。そんな小学生だった。